眼精疲労とは・・・・
一般的には長時間の読書、細かい作業などのように眼を長い時間使うと、眼の疲労感、眼の重たい感じなどと共に全身的にも疲労、頭重感、頭痛、肩こり、吐き気などの症状が現れることです。
眼精疲労の原因となる眼科的な疾患、あるいは状態は大きく分ければ以下のようなものが挙げられます。
屈折異常による眼精疲労
遠視、近視、乱視、また、眼鏡、あるいはコンタクトレンズが合っていない場合などが挙げられます。
老眼は下記の調節性眼精疲労となります。特に遠視の方に多いとされます。
いずれにしろ正しい眼鏡またはコンタクトレンズを使用すること第一歩となります。
老視の年齢では眼精疲労を訴える方が増える傾向があります。
必要に応じ、近用眼鏡、遠近両用眼鏡を使用しましょう。
近視の方のコンタクトレンズの過矯正も眼精疲労の原因のひとつとなります。
眼位の異常による眼精疲労
目の位置の異常で内斜位、外斜位、輻湊不全、間歇性外斜視などが挙げられます。
両方の眼で立体的に物をみるためには常に眼の位置をまっすぐに保つ必要があります。
そのため上記のように眼の位置のずれがある場合にはどこかの外眼筋に負担がかかり眼精疲労となります。眼の位置のずれは自覚的には気づかないことがほとんどです。
手術的に位置をなおしたり、まっすぐにする訓練、眼鏡での屈折の矯正などがあります。
調節性眼精疲労
老視、眼の調節に関係する毛様体筋の衰弱、緊張、年齢不相応の調節力などがあります。
老視に関しての対策はまず眼鏡の使用です。
その他に関しては訓練、特殊な点眼薬の処方なども行われます。
まぶたの病気による眼精疲労
大部分がまぶたが下がってくる(眼瞼下垂)疾患、まぶたがケイレンする疾患などで生じます。
まぶたのケイレンする疾患へ
ドライアイによる眼精疲労
VDT作業とも関連しており各年齢層に起こります。